
大村ボートレース場(大村市)の2020年のレース売り上げが1368億9千万円に上り、全国24レース場で最高だったことが大村市競艇企業局への取材で分かった。同レース場が年間売り上げ日本一となったのは2年連続。
同レース場の19年売り上げは1120億5千万円で、20年は200億円以上増加。日本一となった要因として同局は、電話・インターネット投票の売り上げが大幅に増加していることをはじめ、6日間で172億円の売り上げがあった昨年10月の「SGボートレースダービー」の開催などを挙げている。
20年度で見ても、売り上げは1109億8千万円(4~12月)で全国1位となっており、19年度売り上げ(1055億円)を既に超えている。2月にはGⅠレースも控えており、馬場宏幸局長は「悲願だった年度1位も狙えるペース。利益を市財政や市民に還元するとともに、日本財団を通じた新型コロナウイルス対策にも貢献していきたい」としている。
新型コロナ感染拡大を受け、同レース場では昨年2月から5月まで無観客でレースを実施。通常開催となってからも本場入場者数を制限するなどの対策を取っている。