豊洲市場初競りにもコロナの影響…一番マグロは2084万円 

豊洲市場で行われたマグロの初競り

東京・江東区の豊洲市場で、5日早朝に初競りが行われた。

注目の一番マグロは、〝聖地〟青森県大間産のクロマグロ(208・4キロ)で、市場関係者によると場内の仲卸業者が2084万円(1キロあたり10万円)で競り落とした。キロ単位では1999年以降7番目だという。

昨年は青森県大間産のマグロ(276キロ、1キロあたり70万円)が1億9320万円で競り落とされた。最高額は2019年の3億3360万円。

今年は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、一般見学者の立ち入りが禁止され、場内の出入り口が制限されるなど厳格な感染防止策の上で行われた。

コロナの影響もあってか、最高額は急落。市場関係者は「今年は例年のような激しい競りはなかった」と話す。

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