ドラ1たちが相次ぎ新天地へ、トライアウト合格者も…戦力外になった選手の進路は?

戦力外通告を受けるも阪神が獲得した鈴木翔太(左)と加治屋蓮【写真:荒川祐史】

トライアウト受験も声かからず現役引退を決断も…

2021年が幕を開け、プロ野球各球団の陣容も揃いつつある。昨年12月7日に行われた12球団合同トライアウトから1か月がたとうとしており、戦力外通告を受けた選手たちもさまざま決断をしている。新天地を掴み取った一方、ユニホームを脱ぐ決断も……。主な選手たちの進路を見てみたい。

○加治屋蓮投手
ソフトバンク戦力外→阪神に入団

○松田遼馬投手
ソフトバンク戦力外→現役引退

○西田哲朗内野手
ソフトバンク戦力外→現役引退、球団広報に

○田城飛翔外野手
ソフトバンク戦力外→オリックスと育成契約

○小澤怜史投手
ソフトバンク戦力外→ヤクルトと育成契約

○大谷智久投手
ロッテ戦力外→現役引退、育成投手コーチに就任

○細川亨捕手
ロッテ戦力外→独立L「火の国サラマンダーズ」監督就任

王者ソフトバンクの育成選手たちは新たな挑戦の場を見つけた面々も。田城はオリックス育成、小澤はヤクルト育成として再出発を切る。一方、2013年ドラフト1位の加治屋は阪神に入団し、セ・リーグで再起を図る。ロッテから戦力外となった細川は独立リーグ・熊本の監督として第二の人生をスタートさせる。

東大出身・宮台はヤクルトへ、かつてのドラ1たちにも新天地

○相内誠投手
西武戦力外→現役引退

○森越祐人内野手
西武戦力外→現役引退

○水口大地内野手
西武戦力外→現役引退、アカデミーコーチ就任

○熊原健人投手
楽天戦力外→現役引退

○山下斐紹捕手
楽天戦力外→中日と育成契約

○近藤弘樹投手
楽天戦力外→ヤクルトと育成契約

○宮台康平投手
日本ハム戦力外→ヤクルトに入団

○松井佑介外野手
オリックス戦力外→打撃コーチ就任

○小島脩平内野手
オリックス戦力外→打撃コーチ就任

楽天を戦力外となった2010年ドラフト1位の山下は中日育成、2017年ドラフト1位の近藤はヤクルト育成として再出発が決まった。東大出身として注目を集めた宮台はトライアウトを受験し、ヤクルトと支配下契約を結んだ。セ・リーグで一皮むけることができるか注目が集まる。

中日2013年ドラフト1位の鈴木翔は阪神育成で再出発、風張はDeNA入り

○吉川大幾内野手
巨人戦力外→現役引退

○横山雄哉投手
阪神戦力外→現役引退

○伊藤準規投手
中日戦力外→現役引退

○鈴木翔太
中日戦力外→阪神と育成契約

○藤岡好明投手
DeNA戦力外→現役引退、2軍投手コーチ

○飛雄馬内野手
DeNA戦力外→現役引退

○戸田隆矢投手
広島戦力外→育成契約に

○山中浩史投手
ヤクルト戦力外→現役引退

○風張蓮投手
ヤクルト戦力外→DeNAと契約

○近藤一樹投手
ヤクルト戦力外→四国IL香川の兼任コーチ就任

中日から戦力外となった2013年ドラフト1位の鈴木翔は阪神と育成契約を結んだ。一方、阪神から戦力外となった2014年ドラフト1位の横山は現役引退を決断した。ヤクルト戦力外の風張は、トライアウトを経てDeNAに入団。同じセ・リーグで再起を期す。ヤクルト戦力外の近藤は四国IL香川にコーチ兼任で入団。これでNPBでの「近鉄戦士」はヤクルトの坂口智隆外野手だけになった。(Full-Count編集部)

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