県内24人感染 長崎の病院、百貨店でも確認

新型コロナウイルス感染者の入院状況(3日午後7字現在)

 長崎市と佐世保市、長崎県は4日、計24人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。長崎市では小江原中央病院が医療従事者1人、浜屋百貨店が勤務者2人の感染をそれぞれ明らかにした。県内の感染確認は計757人となった。
 24人の内訳は長崎市14人、壱岐市4人、西彼時津町2人、佐世保、雲仙、松浦3市と西彼長与町が各1人。
 長崎市のうち、小江原中央病院の医療従事者は1日に勤務し、休日の2日夜に倦怠(けんたい)感が出て3日の検査で陽性となった。院内で濃厚接触者はおらず、接触した患者や職員らの検査を進めている。病院は外来と新規入院を当面中止する。
 浜屋百貨店の2人は、地下食品売り場の同じ店舗に勤務し、最後の出勤日は共に昨年12月31日だった。その後、それぞれ発熱などの症状が出た。この店舗は5日まで営業を休止する。
 クラスター(感染者集団)が発生した長崎市内の施設のうち、特別養護老人ホーム・ショートステイ「めざめ」で新たに利用者や職員ら3人、長崎北徳洲会病院で新たに医療従事者1人の感染が判明。この他、職員3人が感染していた十善会病院で、新たに職員1人の感染が分かった。
 壱岐市の感染者のうち、20代男性市職員と自営業の40代男性2人は、既に感染が確認されていた市職員の濃厚接触者。時津町の2人はそれぞれ年末に県外から帰省後、感染が分かった。

 


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