ヤンキース、Rソックスなど数球団がプイーグに興味を示す

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、昨オフからフリーエージェントの状態が続いているヤシエル・プイーグに対してヤンキース、レッドソックス、アストロズ、マーリンズ、オリオールズなどが興味を示しているようだ。プイーグは現在、トロス・デル・エステの一員としてドミニカ共和国のウィンター・リーグに参加しているが、右足の故障によりレギュラーシーズンでは5試合しか出場できなかった。

現在30歳のプイーグは、2012年に7年4200万ドルの契約でドジャースに加入し、2013年にメジャーデビュー。2018年まで6年間ドジャースでプレーしたあと、2018年12月にレッズへトレードされ、2019年7月に再びトレードされてインディアンスへ移籍した。2019年はレッズとインディアンスの2球団で合計149試合に出場し、打率.267、24本塁打、84打点、19盗塁、OPS.785という成績だった。

2019年シーズン終了後にフリーエージェントとなったプイーグだが、なかなか契約先が見つからず、レギュラーシーズン開幕を目前に控えた昨年7月にようやくブレーブスと契約合意。ところが、プイーグが新型コロナウイルスに陽性反応を示したことが判明し、契約合意は白紙撤回となった。その後、ブレーブスはシーズン出場辞退を表明していたニック・マーケイキスが前言を撤回してチームに復帰したため、プイーグを獲得する必要がなくなり、結局プイーグはどのチームとも契約できないまま2020年シーズンを終えた。

フェインサンドは「プイーグに興味を示しているチームの興味の度合いは様々」であることを伝えており、まだ具体的に交渉が進展している様子はみられない。マーリンズとオリオールズは昨オフにもプイーグの獲得を狙っていたことが報じられており、昨オフに続いてプイーグの獲得を検討しているようだ。昨オフは出来高重視(=基本給が低い)のオファーを嫌い、結果的に「浪人」することになってしまったプイーグだが、今オフは無事に契約先を見つけることができるだろうか。

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