ソフトバンク・王球団会長 新たな東京五輪の1年へ「人間の知恵を使いながら見事に開催したい」

仕事始めで乾杯をする王貞治球団会長

ソフトバンクの王貞治球団会長(80)が5日、ペイペイドームで行われた年賀式で、東京五輪開催への思いを語った。

本来、昨夏に予定されていた東京五輪は新型コロナ禍により延期。今夏の開催を目指している。

現役時代に前回の東京五輪の盛り上がりを体感している王会長は「やはり我々としては、せっかくオリンピックがまた巡ってきたわけですから、ぜひ実現したい。前のオリンピックの時も、あれから日本はすごく飛躍しましたね。今回のオリンピックでも、その後の日本は大きく羽ばたくと思う」。

その上で安心安全な開催がポイントとなるだけに「人間の知恵を使いながら、見事にオリンピックを開催したいなと思う」と続けた。

世間が暗いムードに包まれている中で、明るい光にもなる。「そういう力を与えられるのはスポーツが一番だと思う。身近ですし、分かりやすい。スポーツははっきり数字で出ますからね。陸上でも0・1秒とか、我々の場合は1点とか。ファンの人に分かりやすいという点でも、我々の力は大きな元気と勇気を与えられるんじゃないか。今まで以上に我々の出番だということですね」と力を込めた。

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