FAの救援右腕・ヘンドリックスがブルージェイズの施設を訪問

メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、アスレチックスからフリーエージェントとなっている救援右腕リアム・ヘンドリックスは日本時間1月5日にフロリダ州ダニーデンにあるブルージェイズの球団施設を訪問したようだ。そこでブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長と面会したとみられる。なお、ヘンドリックスにはブルージェイズのほか、ホワイトソックスやドジャースも興味を示していることが報じられている。

フェインサンドによると、ヘンドリックス獲得に向けて動き始めたブルージェイズに加え、ホワイトソックスも本格的にヘンドリックスの獲得を狙っているという。また、「FanSided」のロバート・マレーはドジャースがヘンドリックスに「強い興味」を持っていることを伝えている。

オーストラリア出身のヘンドリックスは現在31歳。メジャーデビューした2011年から2013年までツインズでプレーしたあと、2013年オフに3度のウエーバー移籍でカブス、オリオールズを経てブルージェイズに加入。2014年7月にダニー・バレンシアとのトレードでロイヤルズへ移籍したが、同年10月のトレードでブルージェイズに復帰した。2016年からの5年間はアスレチックスでプレー。今オフ、ブルージェイズと契約すれば6年ぶりの古巣復帰となる。

ヘンドリックスはブルージェイズ時代の2015年に58試合で5勝0敗、防御率2.92の好成績をマーク。アスレチックス移籍後、最初の3年間は平凡な成績に終わったが、2019年に自己最多の75試合に登板して4勝4敗25セーブ、防御率1.80をマークして一流リリーバーの仲間入りを果たし、昨季も24試合で3勝1敗14セーブ、防御率1.78と好成績を維持した。

昨季はマリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手賞)を受賞しただけでなく、「オールMLBチーム」のファースト・チームにも選出。今オフのフリーエージェント市場ではベストのリリーバーと評価され、複数のチームから関心を寄せられている。

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