キムタク「教場」をフジテレビの「半沢直樹」に! 笠井信輔氏が切望

笠井信輔アナ

フリーアナウンサーの笠井信輔氏(57)が5日、ブログでドラマ「教場Ⅱ」を絶賛した。

「教場」は警察学校を舞台にしたドラマ。主演の木村拓哉が警察官の適正のない人間をふるい落とす鬼教官を演じた。昨年1月4日、5日と2夜連続で放送され話題となり、今年は3日、4日とパート2が放送された。

笠井氏は「パート2となると、『エイリアン2』や『マッドマックス2』のように大きく内容を変えて成功する作品もありますが、本作は奇をてらうことをせず、展開パターンは堂々と前作をなぞるなのに…前作以上に感動できるものでした。中江功監督、脚本の君塚良一さんの自信の現れですね本当に素晴らしいと思いました」と全く設定を変えずに挑んだ姿勢を高く評価。

同じ設定で成立したことに「極論すれば、木村拓哉さん演じる風間教官は、渥美清さんの寅さんになり得るということなんです それぐらいキャラクターが完成していて唯一無二である 他の誰にも代えられないという点も寅さんと風間教官は共通していると思いました」と「男はつらいよ」を例に挙げて称賛した。

さらに今回のドラマの魅力は若手俳優たちにもあるとし「前後編 5時間に及ぶ作品の中で、濱田岳さんと上白石萌歌さん以外の俳優さんたちは、ファンの方以外は、顔はわかっても、名前が浸透していない方たちが多かった印象です ただ、風間教官との1vs1の見せ場があり、そこで、しっかりとした感情の発露が求められます みなさん、ほんとに、全身で風間教官と向き合い、そして自分の役になりきった素晴らしいものを見せて下さいました」と評価。

続けて「それは、もはや、『お前は本物の警察官になれるのか?』という問いかけを超えて『お前は本物の俳優になれるのか?』と問いかける数々のシーンであり、この作品自体が『俳優学校』と化した『俳優たちの教場』となっているかのように見えたのです だから泣ける」とつづった。

連ドラ化も切望し「フジテレビも『北の国から』にならぶ、今のフジテレビなりの『相棒』『ドクターX』『半沢直樹『シリーズをつくりましょうよ」と訴えた。

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