真田広之が福本清三さん追悼「〝五万回斬られた男に斬られた男〟と言うのが、私の誇りです」

真田広之

時代劇などで「5万回斬られた男」の異名を持つ俳優・福本清三さんが1日に肺がんのため亡くなったことを受け、過去に何度も共演経験がある俳優・真田広之が追悼コメントを寄せた。

「福本清三 様 弛まぬ努力、卓越した技術、謙虚なお人柄、何一つ敵わない素晴らしい方でした。10代の頃から何度も共演させて頂き、沢山の事を学ばせて頂きました。デビュー当時、東映京都撮影所の予定表をチェックして、福本さんの殺陣があるセットをこっそり観に行って、刺激を頂いていました」

2人はハリウッド映画「ラストサムライ」でも共演している。

「ラストサムライの撮影時には還暦を迎えられながら、変わらぬ存在感と心意気を世界に知らしめて下さいました。数多くの共演作品の中で福本さんと闘い、斬られたこともありました。今となっては、〝五万回斬られた男に斬られた男〟と言うのが、私の誇りです」

最後は「清三さんの志を受け継ぎ、日本の伝統美を絶やさぬ事が唯一、後輩に出来る御恩返しかと思われます。清三さん、長い間本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした! 真田広之 拝」と結んだ。

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