【大相撲】鶴竜が白鵬コロナ感染に「一層、結果を残さないといけない」

若い衆に胸を出す鶴竜

大相撲初場所(10日初日、東京・両国国技館)で進退がかかる横綱鶴竜(35=陸奥)が5日、東京・墨田区の部屋で稽古を行った。この日は相撲を取らず、基礎運動や若い衆に胸を出すなどして調整した。11月場所は持病の腰痛で全休。昨年5場所のうち4場所で休場し、横綱審議委員会から「注意」の決議を受けた。

鶴竜は現在の状態について「いつもと比べて満足いく形ではないかもしれないですけど、体の状態は良くなってきてるのはいいことかなと思います」と説明。体調面は上向きつつも、万全の状態には至っていないことをうかがわせた。出場については「あと2日、しっかり見て判断したい」と慎重な姿勢を崩さず、7日の稽古後に最終的な判断をする考えだ。

同じく先場所を全休した横綱白鵬(35=宮城野)は新型コロナウイルスに感染し、今場所も休場することが濃厚。出場すれば一人横綱で臨むことになる鶴竜は「一層というか、しっかり結果を残さないといけないとは思ってますけど」と話したが…。果たして、どうなるか。

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