リビングリノベーションの事例や費用などを紹介。「リビングが狭い」と悩んでいるなら、リノベーションはひとつの解決策です。マンションや戸建てをリノベーションして、リビングを一新したいと考えている方におすすめの記事です。
リビングリノベーションの実例|間取りのビフォーアフターを公開
リビングリノベーションを実施するにあたり、「おしゃれな空間にしたいけど具体的にどうすればいいのかわからない」と悩む方は少なくありません。ここからは、おしゃれな間取りアイデアを紹介するので、レイアウトをイメージする際のヒントにしてください。
バルコニー前をLDKに。日ざしがたっぷり入るリビング
こちらはもともと3DKだった間取りを1LDKにして、広いリビングにリノベーションしています。
リビングリノベーションで具体的なレイアウトに悩んでいるなら、バルコニー前の空間をLDKにすることを検討しましょう。
バルコニーからリビングに日差しがたっぷりと入り、明るいリビングになります。さらに、LDKから窓の外が見えるので、開放的な雰囲気も演出できます。風通しがよくなるというメリットもあるので、開放的な空間にしたい方におすすめです。
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広いリビングのまま段差でスペースを区切って和室空間も手に入れる
住まいをおしゃれな間取りにしたいなら、広いリビングを段差で区切るという選択肢も。リビングの一角に畳の小上がりを作れば、同じリビング内でありながら別の部屋のような空間が生まれます。
くつろぐときには和室風の小上がりで過ごしたり、段差を腰掛け部分として活用するなど、あらゆる使い方ができます。
さらに小上がりの下部分を収納スペースにすることで、リビングのこまごましたものを片づけられます。急な来客の際にも、ササッとリビングを整理できて便利です。
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ソファを配置するスペースは壁の色やデザインを変えてゾーニング
和室を1室取り壊して広いリビングに。リビングの壁にアクセントクロスを貼ることで、四角的にダイニングと空間を分けてくれています。
リビングは、壁の色やデザインを変えるだけで、間仕切りを設けなくてもゾーニングできます。アクセントになるような色の基調・デザインを選ぶのがおすすめです。
周囲の壁紙がシンプルでも、一部分の壁の色が異なるだけでおしゃれな内装を実現できます。リビングとダイニングを異なる雰囲気にしたいときや、空間に個性がほしいときにおすすめです。
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フローリングにも建具にも無垢材を使用した気持ちのいいリビング
リビングをおしゃれな雰囲気にしたいときには、素材にこだわることが大切です。リビングに使用するフローリングに無垢材を選ぶと、明るく気持ちのいい空間になります。
無垢材ならではの温かみが溢れるリビングになり、やさし気な印象に。
無垢材を使用したフローリングのリビングに観葉植物を適度に飾れば、テイストの一体感も出て、よりくつろげる雰囲気の空間が実現します。
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来客やライフスタイルの変化に対応できる「コンポーネント間取り」
リビングをリノベーションするのであれば、コンポーネント間取りがおすすめです。コンポーネントとは、空間を構成する要素のことです。
あらゆるシーンに対応できるよう、空間に仕切りを設けるなど、便利に使えるような工夫をしましょう。
コンポーネント間取りはレイアウトを自由に決められるので、こだわって空間を作りたい方にもおすすめです。
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リノベーション内容別の費用相場・工事期間の目安
リノベーション内容によって費用・工期は異なります。ここからは、リノベーション内容別の費用相場や工事期間の目安を紹介します。
クロス(壁紙)の張り替え
リビングリノベーションでクロス(壁紙)を張り替える際の費用は、使用する材料によって異なります。
- ビニールクロス:1㎡あたり1000~2000円程度
- 漆喰や珪藻土:1㎡あたり3000~8000円程度
工事期間は一般的には4~5日程度と、比較的短期間で完了します。
おしゃれな壁紙リノベーションの事例
フローリングの張り替え
フローリングの張り替えにかかる費用相場は、無垢フローリングか複合フローリングかで異なります。
- 無垢フローリング:1㎡あたり約1万~3万円前後
- 複合フローリング:1㎡あたり約7000~2万円前後
16畳のフローリングの張り替えを想定すると、工期はだいたい4~5日です。
フローリングの種類と素材別の特徴
キッチンの変更や新設
リノベーションを実施するにあたり、キッチンの変更・新設を行うなら、概算で50万~100万円の費用がかかります。具体的に、どのような施工をするのかで費用は大きく変わります。
家具の変更や新設のリノベーションにかかる工期は、工事の内容によって差が大きいものです。規模が小さいリノベーションであれば数日程度で終了しますが、大規模な工事を行うときには、1カ月近くかかります。
キッチンリノベーションの費用相場を紹介
間仕切りの設置や撤去といった、間取り変更
間仕切りを設置したり、撤去したりして、LDKやリビングダイニングの間取りを変更するリノベーションを実施したいと考えているなら、かかる費用はおおよそ50万~100万円です。
間仕切りの数によって費用は上下します。間仕切りの数がひとつであれば20万円前後で済みますが、間仕切りの数が増えれば100万円近くに及ぶことも。
間取りを変更するリノベーションの工事期間は、おおよそ2週間~2カ月ほどです。
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リビング横の和室を洋室にしてつなげるリノベーション
リビング横の和室を洋室にして、リビングとつなげるリノベーションの費用は、だいたい70万円前後です。工事期間はおおよそ1カ月が目安です。
和室を洋室にするリフォームについて詳しくはこちら
部分リノベを考えている人は、リフォーム費用を参考にしてみよう
特定の部位のみをリノベーションする「部分リノベ」。もし、部分リノベを考えているなら、費用をチェックするときに「リフォーム」の価格を参考にしてみてください。
もし、キッチンとダイニングの間仕切りをなくす、フローリングに床暖房を設置するなどのリノベーションを検討しているなら、リフォームとしてネット上などに公開されている材料費・工事費の情報をもとに資金計画を立てるのがおすすめです。
リノベーション費用の見積もりはこちら
リノベーションでリビング中心の住宅を作るメリット
リノベーションを計画するにあたり、いちばん悩むのが「どんな空間にするか」。実はリビングを中心にリノベーションすることで、さまざまなメリットがあります。具体的に解説します。
家族とコミュニケーションがとりやすくなる
リノベーションを実施する際、リビングもしくはリビングダイニングを中心とした住宅を作ることで、家族間の関係良好につながります。
リビングは共有スペースなので、そこが快適なら家族が自然と集まり、コミュニケーションをとりやすくなります。
円満な家族を築くためにはコミュニケーションが必要不可欠。それぞれがすぐに声をかけられるような距離感でいられれば、家族の時間がもっと増えます。
開放的なリビングが手に入る
リビングが中心の住宅にすると、空間を広くでき、快適に過ごせる住まいが手に入ります。とくに、リビングの狭さにお悩みの場合は、このようなリビング中心のリノベーションが適しています。
寝室や子供部屋の確保がしやすくなる
寝室や子供部屋を新たに設けたいと考えているなら、リビングを中心とするリノベーションがおすすめです。
普段過ごす場所がリビングになれば、寝室や子供部屋は最小限に抑えたコンパクトな部屋にできます。
家族一人ひとりの居室を広く設けるよりも、リビングを広くして居室をコンパクトにしたほうが合理的です。
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リビングのリノベーションで注意するポイント
リビングのリノベーションを実施するにあたり、気を付けなければならないことを紹介します。いざリノベーションを実施してから「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
中古マンション購入でリノベーション希望の場合、間取り変更可能か注意
中古マンションを購入するにあたり、リノベーションの実施を前提に計画しているのであれば、希望する間取りに変更できるかを事前に確認しなければなりません。
戸建て・マンション問わず、建物の構造によっては、希望する間取りに変更できない場合があります。とくに、給排水関連の移動は難しいことが多いので、LDKの移動を希望していても、理想とする場所にキッチンを配置できないことがあります。
壁を撤去して複数の部屋をひとつの空間にしたいというとき、建物の構造によっては難しいことも。戸建てであってもマンションであっても、壊せない壁があれば、間取りの変更はできません。
中古物件を購入後、間取りの変更を希望されている方は、物件購入前に希望するリノベーションを実施できるかを必ず確認しましょう。
インテリアのテイストやライフスタイルなど家族の希望を確認する
リビングは長い時間過ごす場所です。家族に「どんなリビングにしたいか」「どんな機能がほしいか」を確認しておくことで、みんながより使いやすくくつろげる空間になります。
家族全員が納得できるようなリビングにするためにも、レイアウトや雰囲気を話し合っておくことをおすすめします。
さらにリビングのリノベーションでは、家事動線も視野に入れることが大切です。家事の効率やモチベーションに関わるので、リノベーションを計画する際には「家事動線」「リビングの用途」も確認しておいてください。
建物構造の情報を知る
リビングリノベーションを実施する前に、建物構造の情報を確認する必要があります。上記でも触れたとおり、構造上壊せない壁があれば、理想とするリノベーションは難しくなることがあるからです。
耐力壁と呼ばれる補強材を使用している壁があると、壁を撤去する間取り変更ができません。戸建て・マンション問わず、リノベーションを計画する前に建物の構造を調べてみてください。
絶対に撤去してはいけない壁とは?
採光・冷暖房・収納の変化を想定する
リビングの間取りを変えたいときや、空間を拡張したいとき、採光や冷暖房、収納が問題となることがあります。
採光については、リビングが広くなるとその分必要となる光量も増えます。つまり、照明の数を増やさないと、暗く感じてしまう可能性があるということです。
冷暖房においても同様で、リビングを広くするのであれば、それに応じた性能のエアコンを導入したり、適切な位置に設置したりする必要があります。
リビングをリノベーションすると、これまでとは収納場所を変えなければなりません。どれくらいの収納をどこに設けるのかを明確にすると、失敗を回避できます。