【新型コロナ】神奈川県所管域で150人感染 クラスター発生病院で18人判明

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は5日、県所管域で新たに10歳未満~80代の男女150人の感染が確認され、このうち1人が死亡したと発表した。

 亡くなったのは鎌倉市の80代の男性で、4日に体調不良を訴え、家族が車で医療機関に搬送中、意識が低下したという。死亡後の検査で陽性が判明し、死因は新型コロナウイルス性肺炎だった。

 ほかの感染者では、中等症1人以外は軽症か無症状。感染経路不明は100人という。

 年代別では、20代が37人、40代が28人、50代が22人、60代が21人、30代が19人、70代が12人、10歳未満が5人、10代と80代が各3人。

 クラスター(感染者集団)が発生している厚木市内の民間病院では、入院患者18人の感染が新たに判明。この病院の感染者は計82人になった。

 また、海洋研究開発機構(横須賀市)は5日、調査研究船「新青丸」に乗船予定だった職員1人が感染したと発表した。乗船予定者の感染判明を受け、同船は出港を取りやめた。同船は5日~12日にかけて、伊豆半島沖で地殻変動を観測する機器の調査を実施する予定だった。

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