対州馬 新年祝い紅白餅配る 佐世保・森きらら

豊姫の背中のかごから紅白餅を取った来園者=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)の対州馬が4日、新年を祝い園内を巡りながら来園者に紅白餅を配り、親子連れなどを楽しませた。
 かつて馬が合戦で活躍していたことから「新型コロナウイルスに負けない」との思いを込め初めて企画。九十九島にちなんで99個の餅を配った。
 飼育スタッフらに連れられ、豊姫(雌、24歳)と姫花(雌、9歳)が園内をゆっくりと散策。来園者に出合うと立ち止まり、豊姫の背中に取り付けたかごの中の餅を、アルコール消毒をした上で来園者に直接取ってもらった。
 親子で訪れた長崎市畝刈町のパート、山下梨紗さん(26)は「馬が優しい目をしていてかわいかった。すてきな1年になりそう」と笑顔で話した。

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