【新日1・5東京ドーム】ヒロムが大死闘制しIWGPジュニア奪還「SHOとの試合を組んでくれ!」

IWGPジュニア王座を奪還したヒロム

5日の新日本プロレス東京ドーム大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」覇者の高橋ヒロム(31)が王者の石森太二(37)を撃破。ジュニア頂上対決を制して昨年8月29日神宮球場大会で奪われたベルトの奪還に成功して、第88代王者となった。

前夜4日大会では「スーパーJカップ」覇者のエル・ファンタズモ(34)を撃破して挑戦権を獲得。昨年度の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」では敢闘賞を初受賞して波に乗るヒロムが、いきなりエプロンへのパワーボム。しかし王者は場外への三角跳び式トペを決めると、挑戦者の左肩に集中砲火を浴びせる。

さらに石森はスライディングジャーマン、スワンダイブ式腕折り、クロスフェースロック、ウラカンラナで一気に攻め込む。ヒロムもデスバレー連打から捕獲式ジャーマンを決めるも、王者はカウンターのカナディアンデストロイヤー、顔面エルボー連打、強固なイエスロックで譲らない。

しかしヒロムはラリアートからコーナーへのデスバレーに持ち込むとTIME BOMB。しかし王者も脳天砕きを返して執念のBone Lockを決める。この大ピンチを気力でしのいだヒロムは、ありったけの力をこめてTIME BOMBⅡで3カウントを奪取。大死闘を制したヒロムが「新日本ジュニア最強」の座を手中にした。

【ヒロムの話】「BOSJ」を制し、「SJC」覇者も倒し、IWGPジュニアヘビー級を倒し、俺は最強の完全究極対ヒロムちゃんになった。でも納得がいかない選手が1人いる。「BOSJ」で勝てなかった相手、SHOだ。SHOとの試合を組んでくれ、俺の夢はIWGPジュニア王者のままIWGPヘビー級王座を手に入れ、ゴールデンタイムで試合をすることだ。

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