JAF県内救援 元日57件 過去最少 年末年始 雪で要請70件

 日本自動車連盟(JAF)長崎支部は、年末年始(12月29日~1月3日)の県内の車の救援実施件数(速報値)が563件(前年同期比25件減)だったと発表。そのうち1月1日は57件(同29件減)で、記録が確認できる2006年以降最も少なかった。期間中、雪に関係する救援は70件で、同支部は「寒波が到来する前に、バッテリーや燃料、タイヤなど事前の点検を」と引き続き呼び掛けている。
 同支部によると1月1日の救援件数は、例年85~100件前後で推移しており、今年の57件は「まれに見る少ない件数」。コロナ禍での外出自粛が影響したとみられる。要請内容はバッテリー上がりやタイヤ関連が多かった。
 雪に関する救援70件のうち、60件は雪が降った12月30日と31日に実施。そのうち約8割はタイヤチェーンの装着と脱着依頼だった。
 県内は7日から冷え込みと降雪が予報されており、同支部は「車の事前のチェックをお願いしたい。特にガラスとサイドミラーの雪は出発前に拭き取ってほしい」としている。

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