緊急事態宣言で千葉市長 国や県が協力し合える目標明示を

緊急事態宣言で千葉市長 国や県が協力し合える目標明示を

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言について、千葉市の熊谷俊人市長は5日、対象の住民が一致団結して協力し合える目標を国や県が明確に示すべきとの考えを示しました。

 熊谷市長は5日の記者会見で、前回よりも限定されるとみられる緊急事態宣言に伴う措置に関して、感染リスクの高い飲食店への要請については「一定程度理解できる」と述べました。

 ただ、前回と違って感染が拡大しやすい冬であり、措置の対象が限定的となっていることなどから、「春と同じ効果を期待するのは不可能だろう」との見解を示した上で次のように求めました。

千葉市 熊谷俊人市長
「総理・政府・県からも何を目指しているか、しっかりと伝えていかなければならない。目標を明示し首都圏の住民が一致団結してそこに向かって協力し合えるようにリーダーシップを発揮して頂きたい」

 また、宣言に伴う市立学校への対応については「分散登校などは現時点では考えていない」と述べ通常授業を実施する予定ですが、部活動などについては、感染状況を考えた上で一部とりやめるなど「対応したい」としています。

© 千葉テレビ放送株式会社