DeNAのドラ1右腕・入江が入寮 〝あえて〟手紙を持ち込んだ理由とは

入寮するDeNA・入江(代表撮影)

DeNAのドラフト1位・入江大生投手(22=明大)が6日、神奈川・横須賀市内の青星寮に入寮。育成選手を含む他の新人7選手とともにプロ生活をスタートさせた。

オンラインで取材に応じ「年が明けて、また新たな気持ち。野球に対する取り組みもそうだし、より真摯に頑張ろうかなという思いがある」と目を輝かせた。

入寮には明大の寮長や同僚たちからもらった多くの手紙を持参したことも明かした。新人右腕は「(全部で)20~30通ぐらいですかね。今は電子、スマホとか…。そういところであえて手紙というのが自分は好きなので」と述べると「野球をいい立場でやっているとどうしても感謝の気持ちが少しずつ薄れてしまう。あらためてこういう人たちに応援されているんだという強い自覚を忘れないように」と自分に言い聞かせるように続けた。

寮の部屋は2017年にドラフト1位で入団した左腕・東が使用し、翌年に新人王を獲った「313号室」に決まった。偉大な先輩と同じくルーキーイヤーからの活躍が期待される中、入江はあくまでも「自分のペースでやってきたいなと思っている」と平常心を貫く構えを見せた。

身長187センチ、84キロの恵まれた体格から繰り出す最速153キロの直球に加え、カットボール、カーブ、スライダー、フォーク多彩な変化球も武器。OBの大魔神・佐々木主浩氏の背番号22を継いだ即戦力右腕への期待は大きい。「まずはキャンプに向けて、しっかりとやれるような体作りをこの1月中にしたい。キャンプでは野球ができる技術と体力を身につけたいと思う」と力強く語った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社