干支にちなみ3種のウミウシ 長崎ペンギン水族館

展示されている3種類のウミウシ。白色はユビノウハナガサウミウシ=長崎ペンギン水族館

 今年の干支(えと)の「丑(うし)」にちなんだ企画として、長崎市宿町の長崎ペンギン水族館が「ウミウシ」を展示。青色のアオウミウシ、緑色のコノハミドリガイ、白色のユビノウハナガサウミウシの3種類が、来館者を楽しませている。1月末まで。
 ウミウシは貝殻を持たない巻き貝の仲間。牛の角のような2本の触角と、ゆっくりとした動きが名前の由来とされる。同館が毎年恒例にしている新春の特別展示用にと、飼育員が近くの海に潜って集めた。それぞれ体長は数センチで、藻を食べる。
 同館によると、世界には約6千種類のウミウシが生息。それぞれが色鮮やかで「海の宝石」と例えられ、ダイバーからも人気の生き物という。同館は「見た目がきれいで、動きは鈍い。(コロナ禍で)忙しい毎日の癒やしになれば」としている。

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