七草粥、今年は目で味わって 川崎・麻生区役所でパネル展

あさお古風七草粥の会のこれまでの歩みが紹介されているパネル展=麻生区役所

 川崎市麻生区の新年の風物詩「あさお古風七草粥(かゆ)の会」による活動を紹介するパネル展が、同区役所で開かれている。入場無料で7日まで。

 毎年1月7日、同区文化協会は地元の七草を使った七草粥を区役所で無料提供しているが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点で中止に。雰囲気だけでも感じてもらおうと、初めてパネル展示を企画した。

 会場の2階ロビーには、これまでの活動を紹介する写真30枚のほか、同協会の佐藤勝昭さんが描いた催しのイラストも展示。地元の日本映画大学と区職員が作成した動画も放映し、地域に根付く恒例行事をPRしている。

 また、新年を笑顔で迎えてもらおうと、地元の小中学生が願いを込めて制作した「笑(え)はがき」展も同時開催している。笑はがき展は15日まで(閉庁日は除く)。

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