「コロナ退散!」 水行で祈願 南島原・良國寺

勢いよく冷水を浴びる「水行」の参加者=南島原市、良國寺

 冷水で心身を清め、1年の幸福や安泰を願う「水行祈願祭」が5日、長崎県南島原市南有馬町の良國寺であった。
 楠本霅昇住職(73)が昨春、妙光寺(長崎市)から無住寺院の良國寺に移り住んで2回目の水行。今回は新型コロナウイルス感染防止のため、7人に絞って実施した。
 同日は「寒の入り」の小寒で、水行祈願祭があった午後5時の気温は手元の温度計で6度。寒さの中、地元住民のほか、長崎市の少年剣道クラブの子どもら7人がふんどし姿になり、「コロナ退散」と唱えながら手おけで水をすくい頭上から何度もかぶった。楠本住職は「世界的に感染拡大が続く。今回は終息祈念も兼ねた」と話した。

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