冷水で心身を清め、1年の幸福や安泰を願う「水行祈願祭」が5日、長崎県南島原市南有馬町の良國寺であった。
楠本霅昇住職(73)が昨春、妙光寺(長崎市)から無住寺院の良國寺に移り住んで2回目の水行。今回は新型コロナウイルス感染防止のため、7人に絞って実施した。
同日は「寒の入り」の小寒で、水行祈願祭があった午後5時の気温は手元の温度計で6度。寒さの中、地元住民のほか、長崎市の少年剣道クラブの子どもら7人がふんどし姿になり、「コロナ退散」と唱えながら手おけで水をすくい頭上から何度もかぶった。楠本住職は「世界的に感染拡大が続く。今回は終息祈念も兼ねた」と話した。
「コロナ退散!」 水行で祈願 南島原・良國寺
- Published
- 2021/01/07 16:00 (JST)
- Updated
- 2021/01/07 17:56 (JST)
© 株式会社長崎新聞社