川崎市の動物公園、職員コロナで休園 動物への感染可能性は「低い」

川崎市役所

 川崎市は7日、夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)の飼育担当職員が新型コロナウイルスに感染したことが判明し、同日から当面の間休園すると発表した。

 感染したのはシマウマやゾウガメなどを担当する50代の男性職員。昨年12月31日と今年1月2、3日の出勤後に微熱が出たほか、4日の出勤後に同居家族の感染が判明。検査したところ6日に陽性と分かった。勤務中はマスクをしていたが、飲食をともにしていた飼育職員2人が濃厚接触者となった。動物に感染する可能性は低いという。

 同公園の飼育担当職員は15人で、3人の欠員が生じたことで通常の運営体制を維持することが困難となり、臨時休園を決めた。村木芳夫園長は「職員が回復して職場に復帰できるまで、再開は難しいだろう」と話した。

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