帝京長岡高校サッカー部ってどんなチーム?準決勝で山梨学院高校と激戦!2020年度 第99回全国高校サッカー選手権

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2020年度 第99回全国高校サッカー選手権大会(高校選手権) 全国大会で準決勝に進出した帝京長岡高校サッカー部ってどんなチームなの?特徴は?指導方針は?キーマンは?選手権試合後のインタビューまで、さまざまな角度からご紹介します!

帝京長岡高校サッカー部

チームの特徴とは?

2019年度 第98回全国高校サッカー選手権大会で新潟県勢初となるベスト4に進出し、新潟県の高校サッカー界の歴史を塗り替えた帝京長岡高校。

切れのある個人技、テンポの良いパスワークに加え、2020年度はロングスローやヘディングの強さが進化。セットプレーからの攻撃でも厚みを増しています。

攻守の切り替えにおけるハードワークも大きな魅力。
高い位置でボールを奪い、ショートカウンターに転じる展開を見せるなど、完成度の高いサッカーが話題を集めています。

どんな指導方針なの?

「克己複礼」「心を美しく勝つ」というスローガンのもと、周囲への感謝の気持ちを忘れず、全力でプレーすることをモットーとしています。
目指すは全国制覇。
トレーニングや各種大会を通じて、技術向上と精神鍛錬に励んでいます。

「長岡のサッカーのレベルアップために」というコンセプトのもと帝京長岡高校サッカー部 谷口哲朗総監督が発起人の一人となって2001年に創設した長岡JYFC、長岡JYFCU-12との連携も深く、長いスパンで一貫指導を受けた選手が多く在籍していることでも知られています。

2020年度のキーマンは?

ゲームメイクの中心 主将 川上航立選手(ガンバ大阪門真Jrユース**出身)
【プレーの特徴】**
ポジショニングの良さとハードワークが持ち味のチームのバランサー。
中盤からの守備で相手の攻撃の芽を摘み、前線に絶妙なボールを配球。
広い視野と多彩なアイディアで攻撃のチャンスを作り、自らも積極的に点を取りに行く帝京長岡の『心臓』。

昨年度大会の雪辱を晴らそうと向かってくる対戦相手に対しても「自分たちはチャレンジャー」と語る姿からは謙虚さとリスペクト精神を感じます。

昨年は2年生唯一のレギュラーとして選手権のピッチに立ちました。
今年もベスト4進出を果たしたことに、「やっとスタートラインに立てた」と意気込みを滲ませました。

双子の姉、川上 然(サラ)選手がINAC神戸レオンチーナからトップチームに昇格内定したことも話題を呼んでいます。

注目の大型ルーキー 1年生 廣井蘭人選手(長岡JYFC**出身)
【プレーの特徴】
**ボールを失わないドリブルスキルの高さに加え、オフザボールでもゴール前で敵を引き付けてチャンスを作るなど、発想力豊かなプレーで注目を集める1年生。

履正社高校(大阪府)との2回戦、後半33分に決めた決勝ゴールを「狙ったというより本能的なもの」と語る姿からは大物ぶりが垣間見え、その将来性に期待する声も多く聞こえています。

U-15年代では、日本代表候補にも選出されました。

試合後インタビューでつづる準々決勝まで

準々決勝 VS市立船橋

帝京長岡 古沢徹監督
「この勝利は選手たちのハードワーク、頑張りがすべて。素晴らしいチームとの連戦の中で疲労感があり、立ち上がりがばたついたが、自分たちでイメージの共有を図って建て直せた。
(負傷して今日の試合に出られなかった)石原選手は埼玉の出身。埼玉スタジアムに連れていこうとして選手たちが一致団結して頑張った。石原は準決勝には間に合うかもしれない。また暴れてほしい。
どんなことがあっても自分たちができるのはいい準備をすることだけ。
昨年度ベスト4の戦績は、プレッシャーにしないで自分たちのパワーに変えて、次が勝負なので、もう一度手綱を締めて頑張りたい。」

帝京長岡 川上航立選手
「最初から最後までハードワークができたことが勝因だと思う。
やっと準決勝の舞台に戻ってきました。
選手権のために頑張ってきたので、ここでようやくスタートラインに立てたかなと思う。
去年は最後、自分が足をつってしまった。今年は最後までピッチに立って、勝利に貢献したい。
チャレンジャー精神でしっかりハードワークをして勝ち上がろうと思う。」

帝京長岡 葛岡孝大選手
「先制点を獲られたら自分たちのゲームが厳しい展開になるというのはチーム全体の認識だった。
自分が先制点を決められてよかった。
今まではボールを受けることだけを考えていたのだが、受ける前に1つ2つ先を見つけることを練習で意識していたので、この試合では相手を2,3人引き連れてパスを出したりサイドチェンジしたり、自分が行くだけではなくて自分がついているマークの相手を使うことができたと思っている。試合ごとに成長している実感がある。
自分たちが戻ってこないといけない場所に戻ってきた。ここがスタート。」

2回戦 VS履正社との試合後インタビュー、チーム基本情報はこちら!(ジュニアサッカーNEWS

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