新潟県の三条商工会議所と県立三条商業高等学校がご当地中華まんを開発

左から三条商工会議所の小野塚氏、畠氏、春秋まるいの野水氏、三条商業高等学校の生徒達

新潟県の三条商工会議所青年部と県立三条商業高等学校は7日、新潟県立三条商業高等学校にて、共同開発した「燕三条ご当地中華まん」の発表会を行った。このプロジェクトは、燕三条の魅力あるご当地グルメを使い、馴染みのある新しい中華まんを開発することで様々な人に楽しんでもらい、燕三条を盛り上げたいと考えたのが始まり。

総合ビジネス課・創造ビジネスコースのクラス代表生徒は、「このコースでは販売実習やプレゼンテーションなどに取り組んでいるが、コロナによりイベントが中止になるなど影響を受けていた。今回このような企画に関わることができ、三条商工会議所青年部の方々、関係者の方々に感謝を申し上げたい」と話した。

レシピ開発は三条商業高等学校・総合ビジネス科の3年生が行い、製造・販売は三条市に店舗を構える飲食店の春秋まるいと、カンテツが行う。総合ビジネス科の3年生が考えた総勢100種類を超える中華まんのアイディアの中から、厳選された2種類の中華まんは「車麩まん」「燕三条ラーメンまん」だ。

左が「背脂ラーメンまん」右が「車麩まん」

「車麩まん」は三条名物の車麩を使用。ヘルシーさを売りに若い女性をターゲットとしたもので、春秋まるいが製造を行った。角煮風にじっくりと煮込まれた車麩がもちっとした中華まんの生地によく合う。口に入れるとじゅわっと汁が染み出してジューシーで、刻んだタケノコも入っており相性も抜群。ビーガンの方やお年寄りにも。

「燕三条ラーメンまん」は、燕三条のソウルフードである背脂ラーメンを再現したもので、製造はカンテツが行った。厚めの中華まんの生地に燕三条背脂ラーメンらしく太めの麺に、背脂、肉、玉ねぎが入っており、がっつりとした食べ応えで満足感がある。様々な食感を味わうことができ、背脂ラーメンが忠実に再現されている。

「車麩まん」は250円(税別)、「燕三条ラーメンまん」は300円(税別)。

春秋まるいと、カンテツ(揚物天国揚げかん/酒場カンテツ)で7日から販売される。鯛Cafe三条店でも近日取扱開始予定。

また、この中華まんを販売できる店舗を募集している。



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