最高峰189点ずらり 県選抜作家美術展が開幕 県美術館

洋画の大作に見入る来場者=長崎市、県美術館

 長崎県内最高峰の美術展「第16回県選抜作家美術展」(県、県文化団体協議会、県美術協会主催、長崎新聞社など後援)が7日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで開幕。洋画、書、工芸、日本画、彫刻の計5部門で、本県トップレベルの作品189点が並んだ。
 同展運営委員会(江副功委員長)が、県内外の公募展などで実績のある県内在住の作家を選抜。今回は洋画70人、書69人、工芸19人、日本画21人、彫刻10人の創造性あふれる作品を展示している。
 江副委員長は「新型コロナウイルス禍の中で開催できたことに感謝したい。作家の芸術に向ける熱い姿勢が伝わってくるほどのすばらしい作品ばかりで、見応えのある展覧会になった」と語った。
 同展は県内3会場で実施。開催中の長崎会場展は17日まで。20~24日は佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで佐世保会場展、27~31日には南島原市深江町の深江ふるさと伝承館で南島原会場展を開く。長崎、佐世保両会場の入場料は一般・大学・高校生400円、70歳以上300円。中学生以下無料。南島原会場はすべて入場無料。

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