リーズが英サッカー界初コロナワクチン接種会場を提供

イングランド・プレミアリーグのリーズが、新型コロナウイルスのワクチン接種会場をサッカークラブとして初めて提供することが決まった。

英紙「サン」は7日に「リーズが、NHS(国民保健サービス)から打診を受けた後、スタジアムの向かいにある100周年記念パビリオンを引き渡すことで合意しました」と報じ、本拠地に併設するクラブの関連施設をワクチン接種の会場として提供することで合意した。

会場となるパビリオンはイングランド北部で最大のイベントスペースの1つで、最大2800人を収容できる。施設内にワクチンを保管するための大型冷蔵庫があり、高速道路のそばに立地するためアクセスがよく、近くに大規模な駐車場もあるため感染対策を徹底しながら大人数を対象にした接種態勢が可能となる。

リーズ関係者はサン紙の取材に「これで人々が安全にワクチンを接種できる。リーズは、人々が健康でいるプロセスの一部であることを本当に誇りに思っており、打診があった際に彼らを助けるために全力を尽くしたいと思った」と語っている。

英国では変異種が猛威を振るう中、サッカー界も全面協力して新型コロナ禍を乗りきっていく構えだ。

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