持続化給付金100万円をだまし取る 容疑の親子逮捕 行田の建設会社も関与か「誘われて一緒に」/県警

埼玉県警察本部=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 新型コロナウイルス禍で影響を受けた事業者らに国が支給する持続化給付金100万円をだまし取ったとして、埼玉県警捜査4課と深谷署、熊谷署の合同捜査班は7日、詐欺の疑いで、いずれも熊谷市善ケ島の会社員の母(47)と息子(20)の親子2人を逮捕した。共に容疑を認め、母は「行田市内の建設会社に誘われて息子らと一緒にだまし取った」と供述。2人はこの会社で働いており、県警は会社が不正受給に関与したとみて調べる。

 逮捕容疑は共謀の上、昨年8月11日、熊谷市のアルバイト少年(19)を個人事業者と偽り、虚偽内容の確定申告書などの画像データを添付して持続化給付金を電子申請。同月25日に少年の口座に現金100万円を入金させてだまし取った疑い。

 同課によると、少年は行田市内の建設会社から事業所得を得ている足場建設業者を装い、昨年4月の売り上げが50%減少したなどと虚偽の内容で申告。母と息子はこの会社の従業員で、知人の少年を申請者として勧誘したとみられる。

 受給後に少年の父親が振り込みの通知書を発見し、少年を追及。昨年8月29日、「知人から給付金がもらえると誘われて不正に受給した」と2人で熊谷署に出頭した。少年への聴取などから母らの関与が浮上した。100万円は母らに渡したとみられる。

 県警は7日、行田市内の建設会社など数カ所を家宅捜索。少年を8日にも詐欺容疑で書類送検する方針。母と息子についても給付金を不正受給しているとみて、会社との関連や役割を調べる。

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