病床「2週間以内に不足の恐れ」 東京都の会議で指摘

政府は1月7日、2回目となる緊急事態宣言を東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の首都圏1都3県に対して発令しました。期間は8日から2月7日までの1カ月間です。臨時の記者会見を開いた菅首相は感染拡大を食い止めるため、国民に改めて協力を呼び掛けました。

こうした中、東京都内の新型コロナウイルスの感染状況はさらに深刻さを増しています。都内ではこの日、過去最多の2447人の感染が新たに確認されました。東京都は午後、都庁で感染状況を分析する会議を開きました。専門家は「このままでは用意した4000床の病床が2週間以内に足りなくなる恐れがある」と、深刻な状況を指摘しました。

東京都庁で開かれた都内の直近1週間の感染状況を分析する会議では、専門家から感染の広がりがさらに急速になっている深刻な状況が報告されました。また、年末年始に感染者が急速に増えたことを受け、このままでは今後2週間以内に入院患者の数が用意してある病床数を大幅に超える恐れがあると指摘されました。

東京都のコロナ患者用の病床は現在、重症用が250床・中等症用が3750床の合わせて4000床が確保されていますが、感染の急拡大を受け、東京都はさらなる病床確保に向けた調整を急いでいます。

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