「姫路の不動産王」負債200億円超か ANGELOグループに保全管理命令

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 不動産賃貸業のANGELO(アンジェロ、兵庫県姫路市)などグループ3社が大阪地裁から破産法に基づく財産の保全管理命令を受けたことが8日、分かった。帝国データバンク姫路支店によると、3社の負債合計は200億円を上回っていたという。

 同支店によると、アンジェロはグループ代表者が個人で始めた不動産賃貸事業を法人化し、2013年に設立。姫路市を中心に神戸、大阪両市などでマンションやテナントビル、月決め駐車場など多くの物件を保有した。著書出版のほか、メディアで「姫路の不動産王」と呼ばれるなどして知名度が上がり、19年2月期の年収入高は約13億7100万円だった。

 しかし、新たに取得した賃貸物件の稼働が低調だった上、広告宣伝費や借り入れに伴う利息負担などがのしかかり、同期に約5億9200万円の純損失を計上。大幅な債務超過に転落した。20年9月に銀行取引停止処分を受け、所有物件の売却を進めていた。負債総額は減少している可能性があるという。

 保全管理命令は、裁判所が利害関係人の申し立てを受け、財産の処分や散逸などを防ぐよう命じる措置。