【新型コロナ】神奈川県内の公共施設 休館や利用休止相次ぐ 緊急事態再宣言

横須賀美術館

 県内の自治体が公共施設の休館や利用休止、時間短縮を続々と決めている。三浦市の小網代の森(広さ約70ヘクタール)も閉鎖される。

 【横須賀市】横須賀美術館や市民活動サポートセンター、コミュニティセンターなど91施設を12日から2月7日まで休止する。また、3月末まで中止としていた市主催の大規模イベントについても期間を6月30日まで延長する。一方、図書館は開館するほか、公園は野球場やサッカー場など有料施設のみ休止する。緊急事態宣言が延長された場合は休止期間も延ばす。

 【相模原市】公民館や地域センターなど134施設を13日から2月7日まで休館する。一方で、こどもセンターや児童館、図書館など57施設は開館し、保育所や児童クラブも開所する。「前回の緊急事態宣言下で児童虐待が見られたことや今回は学校が休校にならないことなどを勘案して、子ども関連の施設は開けていくことにした」と本村賢太郎市長。

 【厚木市】市役所など市民サービスの維持に必要な施設を除く大半の公共施設を12日から休館する。

 【大和市】51施設を原則午後8時で閉館する。ゆとりの森バーベキュー広場と泉の森ふれあいキャンプ場は利用を休止。

 【海老名市】第一高齢者生きがい会館と総合福祉会館を休館。市民活動センターや海老名運動公園など9施設は原則午後6時までに短縮する。

 【綾瀬市】12日から2月7日まで、市民スポーツセンターや文化会館など52施設は休館するが、図書館は通常通り。

 【愛川町】12日から、文化会館など文化・スポーツ施設を休館する。

 【清川村】生涯学習センターせせらぎ館の開館を午後8時までに短縮。

 【平塚市】リサイクルプラザの利用と市立小中学校43校のグラウンドなどの開放を休止する。子育て支援センターや公民館、福祉会館など76施設は人数や時間などを制限する。

 【藤沢市】野球場などの体育施設や公民館、市民センターなどを2月7日まで休止。同市江の島のサムエル・コッキング苑で開催中のイルミネーションイベントは土日祝日の点灯時間を午後8時までとする。

 【秦野市】2月7日まで小中学校22校のグラウンドなどの利用を停止するほか、公民館などの閉館時間を午後8時に早める。

 【大磯町】2月7日まで郷土資料館や武道館、地域集会施設など14施設の利用を休止。大磯運動公園や図書館など7施設は一部休止する。

 【小田原市】小田原アリーナやおだわら市民交流センター「UMECO」など33施設を原則休館。小田原城天守閣も12日から当面、休館する。

 【箱根町】社会教育センターなどの開館は午後8時まで。森のふれあい館や箱根ジオミュージアムなどの観光施設は通常通り営業。

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