「あなた、勘違いしてらっしゃる」デヴィ夫人と直接話してわかったコロナ認識のズレ

批判殺到のデヴィ夫人

〝宴のあと〟が大荒れだ! タレントのデヴィ夫人(80)が主催した〝年越し密パーティー〟が、物議をかもしている。芸能界からも否定的な意見が続出。「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳(47)は「コロナをどういうふうに認識しているのか疑問」と首をかしげたが、この指摘通りデヴィ夫人は爆発的な感染拡大について〝読み違い〟していた? また昨年12月には、クリスマスパーティーを開催していたことも分かった。

デヴィ夫人は昨年の大みそか、都内の高級ホテルで開催された100人規模のカウントダウンパーティーを主催した。当日は、東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多(当時)となる1337人を記録した日。パーティーでデヴィ夫人がノーマスクで踊り、お姫さま抱っこされる様子を収めた動画などをもとに本紙が今月6日に詳報すると、SNSが大荒れした。

デヴィ夫人はフジテレビ系「バイキングMORE」の7日放送分のインタビューで「非難も覚悟でおりました」と毅然と語ったが、タレント・薬丸裕英は「中止の判断がなぜできなかったんだろう」と疑問を呈した。

また「フットボールアワー」の岩尾望は「感染したら、ひっ迫している病床のベッドを空けさせてでも確保しそうじゃないですか? お金を持っている人たち」とブラックジョークを飛ばした。

ロンブーの淳も参戦。自身のユーチューブチャンネルで「コロナをどういうふうに認識しているのかがとても疑問」と指摘した。

確かに、デヴィ夫人の認識にはズレがあることをうかがわせる場面があった。

本紙が5日に電話取材した際、デヴィ夫人は国内の感染状況について、記者に「日本は何人かかっていますか?」と感染者数を聞いてきた。「トータルで20万人です」と返すと、「20万人いっていないですよ。あなた勘違いしていらっしゃる。調べてすぐにまたお電話します。間違っていると思います、あなた」と電話を切った。5日時点では約25万人だった。

10分後に電話に出たデヴィ夫人は、スマホの操作が苦手で感染者数を調べられなかったと話して「(20万人)いっているの? ああそう。ふ~ん…」とうなずき、英国で蔓延する新型コロナの変異種の話に切り替えた。国内の感染状況を少なく見積もっていたことがうかがえた。

またデヴィ夫人は、昨年12月5日にも都内の高級ホテルで、クリスマスパーティーを主催していたことが分かった。

ゲストとして歌手の美川憲一、タレントの杉本彩、ギャルモデルの「ゆきぽよ」こと木村有希らが駆けつけた。

「クリパもしていたのか!」とツッコまれそうだが、知人は「クリスマスパーティーでは感染対策していたんです」とフォローする。問題となったカウントダウンパーティーでは、デヴィ夫人をはじめマスクを外して踊る出席者が少なくなかったが、クリスマスパーティーでは出席者の多くがマスクを使用していたという。

ではなぜ、デヴィ夫人はカウントダウンパーティーで大はしゃぎしたのか。

前出の知人は「12月に感染者数が爆発的に増えていたことをきちんと認識していなかったのでは? 認識していれば、カウントダウンパーティーは中止、社交場が好きだからそれはなくても規模縮小などしていたかもしれません」と指摘した。

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