加藤シゲアキの第164回直木賞候補作『オルタネート』が早くも10万部突破!あらゆる世代から共感続々

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今年11月に発売された加藤シゲアキの最新長編『オルタネート』が1月5日、発売から2カ月も経たない異例のスピードで10万部を突破した。

加藤といえば、2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、小説の世界に鮮烈なデビューを果たすと、以降、「NEWS」メンバーとしての芸能活動の傍ら、作家としても活動を続け、数々の話題作を世に送り出してきた。

そんな加藤の3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は高校生限定のSNS「オルタネート」が存在する世界で、インターネットと現実の二つの社会に翻弄されていく少年少女を描いた青春群像劇。刊行直後から話題を呼んだ本作は11月17日の配本日(発売日は11月19日)、いわゆる「フラゲ」日の時点で完売する書店も相次ぎ、発売から5日目にして緊急重版。紀伊國屋書店(文学・芸術 11月)、くまざわ書店(日本文学 11月)、三省堂書店(文学・ノンフィクション 11月)、丸善ジュンク堂書店(文芸11月17日~12月1日)、TSUTAYA・蔦屋書店(文芸書11/19~11/25)未来屋書店(文芸書・エッセイ部門11月)など主要チェーン店で軒並みランキング1位を獲得した。

そして昨年12月18日、本作が第164回直木賞にノミネートされたことが発表される。加藤自身、文学賞にノミネートされることは初であり、アイドルが直木賞の候補作に選ばれるのも勿論今回が初めて。この快挙に対し、あらゆるメディアからの取材が殺到。即座に3万部の重版(4刷)を決定した。しかし後も勢いはとどまることなく、2021年早々に1万部の追加重版となり、このたび累計10万部(5刷)を達成した。

加藤は『オルタネート』について、かつて「『生徒』だった頃の光景が薄れないうちに書かなければと思っていました。創作なのに、これは間違いなく僕の物語です」と語っているが、事実、反響は若年層にとどまらず、作品を読み終えた書店員からも「夢を追う若者たちはもちろん、夢を持つ大人たちに紹介したい」「もう一度、若いことに戻ったような感覚」「自分だけのたいせつな物語になりました」など、世代・性別を問わず多くの共感を集めている。

マッチングアプリ、LGBT、SNSや動画配信、遺伝子相性診断など、現代社会に接続される題材を克明に描いているものの、あくまで、『オルタネート』で描きたかったのはリアルで切実な人間ドラマ。

そんな、誰しもが楽しめる普遍性を備えた青春小説に仕上がっている点も、話題性だけにとどまらずにヒットを続けている背景にあるようだ。

【「オルタネート」あらすじ】
誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を、真っ向から描き切る。
加藤シゲアキ、これが新たな代表作。
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。
全国配信の料理コンテストで巻き起こった〈悲劇〉の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、〈絶対真実の愛〉を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、〈亡霊の街〉から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる"とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃"の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。 

(新潮社)

【加藤シゲアキ】(かとう しげあき)
1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続け、2020年3月には初のエッセイ集『できることならスティードで』を刊行。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

【書籍情報】
加藤シゲアキ著『オルタネート』
発売日2020年11月19日
四六判変型
383ページ
定価1650円(税抜)
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