メッツがドルーリーとマイナー契約 タープリーも獲得

インディアンスとのトレードでフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコを獲得したばかりのメッツは日本時間1月9日、ブルージェイズからフリーエージェントとなっていたブランドン・ドルーリーとマイナー契約を結んだことを発表。また、マーリンズからウエーバーでスティーブン・タープリーを獲得した。タープリーは先日、マーリンズがロス・デトワイラーと1年契約を結んだ際にDFAとなり、40人枠から外されていた。

現在28歳のドルーリーはダイヤモンドバックス時代に正二塁手の座を獲得し、2018年2月の三角トレードでヤンキースへ移籍。同年7月にはJ・A・ハップとのトレードでビリー・マッキニーとともにブルージェイズへ移籍した。

ダイヤモンドバックスで順調な成長を見せていたため、ヤンキースやブルージェイズでも活躍が期待されていたものの、3年間で打率.205、OPS.600と期待を大きく裏切るパフォーマンスに終始。2019年は内外野のあらゆるポジションを守りながら120試合に出場したが、打率.218、15本塁打、41打点、OPS.642に終わり、昨季は21試合で打率.152、0本塁打、1打点、OPS.358と自己最悪の1年を過ごした。

メッツはインディアンスとのトレードでアメッド・ロサリオとアンドレス・ギメネスを放出して内野手の層が薄くなっているため、ドルーリーを獲得することでその穴をカバー。ダイヤモンドバックス時代のような打撃を取り戻すことができれば、ユーティリティ・プレーヤーとして開幕ロースター入りのチャンスがあるかもしれない。

一方のタープリーは現在27歳。メジャーデビューした2018年からの2年間はヤンキースでプレーし、昨季はマーリンズで12試合に登板して2勝2敗1セーブ、2ホールド、防御率9.00に終わった。メッツの40人枠にはリリーフ左腕がタープリーのほかにダニエル・ザモーラしかいないため、タープリーにとっては大きなチャンスとなりそうだ。

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