今秋ドラフトは高校生に逸材揃い 注目したい上位候補厳選12選手は…

大阪桐蔭・関戸康介【写真:津高良和】

高校生では市和歌山の小園、高知の森木らが高評価

2021年を迎え、新たな1年がスタートした。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で春、夏の甲子園が中止となるなど、多くの大会が中止、縮小されることとなり、ドラフト戦線にも大きな影響を与えることになった。

コロナ禍は昨年末から再び拡大の一途を辿っており、高校野球など今年の野球界の行方も不透明さが増してきている。そんな2021年のドラフトで上位候補となりそうな目玉選手は誰か? Full-Count編集部では注目すべきアマチュア選手12人を厳選して紹介する。

・高校生
小園健太投手(市和歌山)
森木大智投手(高知)
松浦慶斗投手(大阪桐蔭)
関戸康介投手(大阪桐蔭)
畔柳亨丞投手(中京大中京)
風間球打投手(明桜)
阪口楽投手(岐阜第一)

今年は高校生投手に逸材が多いと評判の年だ。その中でも高く評価されているのが市和歌山の小園健太投手、高知高の森木大智投手の2人だ。小園は最速152キロを誇る剛腕。森木は高知中時代に軟式で150キロをマークした大器で、最速は151キロ。どちらも将来性豊かな投手で上位候補に入ってくると見込まれる。

さらには大阪桐蔭の左腕・松浦慶斗投手、右腕・関戸康介投手の2枚看板も注目の存在。松浦は左投手ながら最速150キロを誇り、関戸は154キロの本格派。この他にも明桜の風間球打投手も最速150キロ。中京大中京の畔柳亨丞投手は最速151キロと、150キロを超える剛腕がゴロゴロいる。岐阜第一の阪口楽投手は打者として高く評価されている。

早大・徳山壮磨【写真:編集部】

大学生では早大・徳山、筑波大・佐藤らに注目

・大学生
徳山壮磨投手(早大)
正木智也外野手(慶大)
佐藤隼輔投手(筑波大)
古賀悠斗捕手(中大)

大学生では上記の4人に注目。早大の徳山は大阪桐蔭出身で高校3年生時に選抜で優勝。現在、早大でも成長を遂げて最速151キロを誇る。慶大の正木は大学球界屈指の強打者。ここまでリーグ戦通算6本塁打を放っている。

筑波大の佐藤は最速151キロを起る左投手。2年生で大学代表にも選ばれ、世代を代表する好投手だ。中大の古賀は福岡大大濠で高校通算52本塁打を放ってきた強打の捕手だ。この4人の他にも、古賀と福岡大大濠で同級生だった法大の三浦銀二投手や、三浦の現チームメートの山下輝投手らも注目の存在だ。

・社会人
廣畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ)

社会人で注目すべき1人が三菱自動車倉敷オーシャンズの廣畑だろう。昨年行われた都市対抗で強烈なインパクトを残した。玉野光南、帝京大を経て社会人に進み、自身最速の154キロをマーク。プロへの登竜門ともいえる新人賞にあたる「若獅子賞」を受賞した。(Full-Count編集部)

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