【初場所】正代は不安抱えながら白星発進「押せ押せで最後までやっていきたい」

北勝富士を寄り切った正代

大相撲初場所初日(10日、東京・両国国技館)、カド番の大関正代(29=時津風)が、北勝富士(28=八角)を寄り切って白星発進となった。正代は出足鋭い立ち合いで相手を受け止めると、一気に前に出て一方的な相撲で勝利。「立ち合いの出足がよかったし、土俵際までうまく対応できた」と納得の表情を浮かべた。

新大関で臨んだ昨年の11月場所は、3日目の取組で左足首を負傷。今場所はいきなりカド番となった。状態は「前に出る分には痛みはなかったが、下がったところ気になる所はある。少し不安がある感じなので、そこはうまく付き合っていけたら」と完璧ではない。

それでも幸いメンタル面では先場所ほどの緊張感はない。「今日取った感じでは吹っ切れているのかなと。なるようになると考えて一番一番取っていけば、それなりの成績になると思ってやっている。押せ押せで最後までやっていきたい」。ポジティブ思考で好成績を目指す。

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