【米男子ツアー】ジャスティン・トーマス「プレー中の差別発言」で処分も

ジャスティン・トーマス(ロイター)

男子ゴルフの世界ランキング3位のジャスティン・トーマス(27=米国)が、プレー中の差別発言で処分を下される可能性が出てきた。

事件は、松山英樹(28=LEXUS)も出場している米ツアー「セントリー・チャンピオンズ」3日目(9日=日本時間10日)に起こった。米メディア「ESPN」など複数の海外メディアによると、トーマスは4番で1・5メートルのパーパットを外したとき、同性愛者を中傷する言葉を口走ったという。中継に言葉が拾われ、視聴者がそれをSNSにアップすると、またたく間に世界中へと拡散されてしまった。

首位と4打差の通算17アンダー5位で終えた3日目のラウンド後、事の重大さを理解した本人は報道陣に対して「まずは謝罪させてほしい。自分は差別をするような人間ではないと言いたいが、言ってしまったのは事実。言い訳はできない。本当に恥ずかしいことだし、申し訳なく思っている」と厳しい表情で語った。

トップ選手のあるまじき行為に、ツアー側も「彼ががラウンド後に話したように、ジャスティンのコメントは受け入れられるものではない」と声明を発表。ツアーから罰金を科される可能性があるという。

トーマスは2017年「全米プロゴルフ選手権」のメジャー勝利を含む米ツアー通算13勝を挙げている。「CIMBクラシック」(16年10月)、「SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ」(17年1月)で優勝したときは、ともに松山を2位に退けており、〝松山キラー〟と呼ばれたこともあった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社