入院,救急 全域で調整 新型コロナ県内感染止まらず医療逼迫

 新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大を受けて、県内医療提供体制の逼迫(ひっぱく)度が増している。県によると、9日時点の県全体の病床使用率は36.6%と国のステージ3(感染急増)、人口10万人当たりの療養者数も49.8人とステージ4(感染爆発)の目安をそれぞれ上回る。患者数の増加に、クラスター(感染者集団)が発生した都城市郡医師会病院の新規受け入れ制限も重なり、さらなる逼迫も懸念される。県は入院先の調整などに乗り出しており、10日には同病院の早期機能回復に向け、厚生労働省に人的支援を要請した。

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