【初場所】〝業師〟宇良が大鵬の孫・王鵬を押し出して2連勝も自虐発言

押し出しで勝った宇良

大相撲初場所2日目(11日、東京・両国国技館)、十両宇良(28=木瀬)は「昭和の大横綱」大鵬の孫で新十両の王鵬(20=大嶽)を破って2連勝とした。立ち合いから頭を下げて低い姿勢で攻め込むと、相手が力を出し切る前に回り込んで押し出し「(相手の圧力に)飛ばされないように、自分が持てるものは出せたかなと思います」と振り返った。

新十両との一番に「期待の若手を退けるというのが、自分も年を取ったなと」と自虐発言。続けて「(ヒザを)ケガする前は自分が駆け出しでやっていたのに、ケガしている間に中堅になってきて」と〝年の差〟を実感していた。

そんな王鵬の雰囲気について「強そうでしたね。体も大きかったですし」と感想を語った〝業師〟だが、自身の連勝発進には「まだ2番しか取っていないので、いいとは言いきれない」と気を引き締めていた。

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