【シードリング】世志琥 スターダム・岩谷に再び呼び掛け「女子プロレスに革命を起こしたい!」

試合後、胸中を語った世志琥

女子プロレス「シードリング」の2冠王者・世志琥(27)が、スターダムのアイコン・岩谷麻優(27)に改めてメッセージを送った。

昨年12月26日に「スターダム」の後楽園ホール大会に乗り込み、かねて対戦を熱望する岩谷に「テメーとシングルやるまで、逃げも隠れもしねえからな!」と挑発した。ところが年が明けてもスターダム側から正式な返答はなく、団体対抗戦につながるかは不透明な状況だ。

しびれを切らした世志琥は「今しかないという直感で行った。女子プロレス界のアイコンと言われるまでになった岩谷を今の自分が感じてみたい。鬼金(Sareeeとのチーム・鬼に金棒)とは別と考えているけど、目指している所は一緒。女子プロレスに革命を起こしたい。それができるのが自分と岩谷だと思う。2人の化学反応を試してみたい」と改めて訴える。さらに「ぬるいプロレスに慣れたスターダムファンに本物を見せてやる!」と怪気炎を上げた。

11日のシードリング後楽園ホール大会ではビヨンドザシータッグ王座を保持するSareeeとのコンビで「ベストフレンズ」の中島安里紗(31)、藤本つかさ(37)組と対戦。息の合った連係で中島を追い詰めたが、最後はSareeeが中島に敗れ、「鬼金」結成後、初めての敗北を喫した。

試合後は高橋奈七永(42)と中島がタッグ王座への挑戦を表明。世志琥は「Sareeeとの限られた時間の中で一戦一戦を大事に、対戦相手を見極めてやりたい。タイトル戦ならタイトル戦、やってやりますよ」と承諾する構えを見せた。

団体内では新たな戦いへと向かうが、今度こそ岩谷は動くのか注目だ。

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