福井大雪、交通まひ続き生活混乱

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北陸自動車道丸岡IC出口から一般道への道路が渋滞、動けなくなった車両=1月11日午前7時25分、福井県坂井市丸岡町小黒

 記録的な大雪に見舞われた福井県内は降雪のピークを越えた1月11日も、交通網のまひが続いた。最大で約1500台に達した北陸自動車道の立ち往生は、11日朝までに3区間で解消したが、上り線丸岡―金津インターチェンジ(IC)間の車両は深夜まで滞留。並行する国道8号でも車両のスタックが相次ぎ渋滞が発生した。生活道路では除雪が追いつかず悪路が目立ち、市民生活の混乱は続いた。

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 大野市消防本部によると、同市の60代男性が自宅敷地内で心肺停止状態で発見され、病院で死亡が確認された。大雪関連の県内の死者は計3人になった。県の調べでは雪下ろし中の転落などによる県内のけが人は重傷5人、中等症6人、軽傷は40人に上った。勝山市では住民が排雪した用水路の水があふれ、住家1軒が床上浸水、6軒が床下浸水した。

 県は大野、勝山市で家屋倒壊の恐れがあるとして、新たに両市に災害救助法を適用した。

 北陸道は上り線の加賀―福井IC、下り線の武生―加賀ICで通行止めが継続。上り線丸岡―金津IC間では11日夕時点でも50台以上が動けないままとなっている。国道8号は坂井市丸岡町玄女を先頭に、北進の渋滞が午後6時現在で16.7キロに及んだ。

 県の災害派遣要請を受けた自衛隊は6部隊470人が、北陸道や国道8号で車両の救助に当たった。

 中部縦貫道永平寺大野道路は除雪のため通行止めを継続した。

 12日も公共交通機関の乱れが続く見込み。JR北陸線はおおむね平常運行の予定だが、越美北線は終日運休。福井鉄道は運行予定。えちぜん鉄道の勝山永平寺線は終日運休、三国芦原線は福井-新田塚間で運行する。

 路線バスは、京福バスは一部の路線を除き終日運休予定。福鉄バスはほぼ平常通り運行する。高速バスは名古屋便の一部が未定で、その他は運休。

 福井県内の寒気のピークは10日夜に過ぎ、福井地方気象台によると、各地の積雪は11日午後4時現在、大野市九頭竜166センチ、大野市149センチ、福井市91センチ、南越前町今庄84センチなど。

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 12日午後6時までの24時間降雪量は多い所で、嶺北と嶺南の山地5センチ、奥越15センチの見込み。12日から1週間の予想最高気温は平年より高い日が続くことから、雪崩や屋根からの落雪に注意を呼び掛けている。