【新日本】2冠王者・飯伏 ベルト統一案に改めて言及「なんならもうひとつになってます」

2本のベルトを掲げる飯伏

新日本プロレスのIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者の飯伏幸太(38)が12日に会見に出席し、改めてベルト統一を提案した。

飯伏は4日東京ドーム大会で内藤哲也(38)を破り2冠王座を奪取。翌5日東京ドーム大会でジェイ・ホワイト(28)の挑戦を退け初防衛に成功した。この日の会見では「4日、5日、2試合したのって(高橋)ヒロム選手と僕だけなんじゃないかなと。2試合で80分近くですか。戦って、あれからほとんど今、何もしてない状態。(右)足の甲の怪我もあるんですけど、やっと休みに入れてるかな」と、激闘を振り返りつつ充実の表情を浮かべた。

5日大会で挑戦表明を受けたSANADA(32)とは、2月11日広島大会でV2戦を行うことが決定し「楽しみですね。総合的に揃ってる選手なので。早く戦いたい」と目を輝かせた。

昨年10月のG1クライマックス優勝決定戦の再戦となるが「何度もシングルで戦っているので。彼に関して何も言うことはないというか、何も穴がない選手だし。全部パーフェクトですけど、その部分が逆に穴なんじゃないかなと思っている」と闘志を燃やした。

さらに飯伏は初防衛後に提案したベルト統一案を改めて主張。

「軽く考えているのではなく、ICはICで思いが詰まったベルト。IWGPはIWGPで新日本の象徴のベルトだと思ってる。そこを分かった上で言いたいんですけど。この2つのベルト、去年一度も動いてないんですよね。僕は最高のベルトと最強のベルトだと思ってるんで。これがひとつになったら、もっとすごいことが生まれるんじゃないかなと。絶対に面白いことになるので。僕のなかにはそのプランがあるので」と思いを明かした。

「去年一度も動いていない」という発言は、昨年1月のドーム大会で内藤が同時戴冠を果たして以降全ての王座戦が「ダブル選手権」として行われたため「IWGPとICの独自性を示す動きがなかった」ことを指すと見られる。

飯伏は「もしできるのであれば一緒に合体して、違う形なのかデザインなのか、にしたいと思ってます。できる限り早く、ひとつにしたいなと。なんならもうひとつになってます。次もそうですよね。結局2つかけることになっているので。僕はどちらとも100%愛しているので」と、新ベルトの作成も熱望。

新たな野望を実現させるためにも、長期政権樹立を目指す。

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