大相撲初場所3日目(12日、東京・両国国技館)、関脇照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は幕内栃ノ心(33=春日野)を下して2勝目。立ち合いから勢いよく前に出ると、力強い圧力で相手を寄り切った。取組後は「良かったと思います」と振り返り、大事にしていたことについて問われると「上手をとって前に出ることしか考えていない」と淡々と語った。
気になるのは「歯」の状態だ。2日目の幕内阿武咲(24=阿武松)戦で相手の頭部が顔面に激突し、顔をゆがめていたが、この日は「(歯は)ちょっと動くけど大丈夫です」と問題なしをアピール。連敗することなく白星で仕切り直した照ノ富士は「一日一番なんで」とすでに切り替えていた。