菅田将暉が有村架純とカップル役 流れがリアルなのは順撮りのおかげ 映画「花束みたいな恋をした」イベント

俳優の菅田将暉が、12日に都内で行われた、映画「花束みたいな恋をした」の完成報告イベントに、有村架純、土井裕泰監督と登壇。ダブル主演を務めた有村架純や作品の感想などについて語った。

有村との共演について菅田は、「有村さんとは何かやりたいね、と話しながらもなかなか実現していませんでしたが、今回一番良いタイミングで、良い作品をやることができたと思います。同じ関西人で、同世代の有村さんとの現場は、とても新鮮な気持ちでした」と語った。有村も「貴重な同い年の役者さんなので、同じ舞台でお芝居をさせていただくことが嬉しかったです」と菅田との共演を振り返っていた。

完成した作品については、「現場は順撮りでやらせてもらったので、本当にただただ二人で生活して、思い出を作って育んだものが、爆発するという流れがリアルに描かれていました」と感想を述べた。さらに、一番ドキドキしたシーンについては信号待ちでのキスシーンを挙げ、「一回キスした後に、『こういうコミュニケーションは、頻繁にしたいタイプです』という有村さんのセリフ。あれは名言です、言われてみたいですねえ」と答え、会場を笑いに包んでいた。

最後は、「この映画は恋愛自体の面白さや楽しさ、滑稽さやかわいさがすごく丁寧に描かれています。結末以上に、二人の人間がどのように出会って、何を共通言語に二人の時間を育んだのか。恋愛経験がある人は、過去のいろいろな思い出がほじくられて、こしょばくも愛おしくなるような映画です。この映画を観て、ぜひ温まってください」とアピールした。

「花束みたいな恋をした」は、偶然の出会いから恋に落ちた、菅田将暉演じる大学生の山音麦(やまねむぎ)と有村架純演じる八谷絹(はちやきぬ)の”最高の5年間”を描いた作品。「東京ラブストーリー」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」などのテレビドラマを手掛けた脚本家の坂元裕二が、初の映画オリジナルのラブストーリーを書き下ろした。監督は、「罪の声」の土井裕泰が務めている。

花束みたいな恋をした
2021年1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

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