有村架純 菅田将暉とのキスシーンでの、押しボタン式信号の使い方に感心 映画「花束みたいな恋をした」イベント

俳優の有村架純が、12日に都内で行われた、映画「花束みたいな恋をした」の完成報告イベントに、菅田将暉、土井裕泰監督と登壇。ダブル主演を務めた菅田将暉や作品の感想などについて語った。

菅田との共演について有村は、「貴重な同い年の役者さんなので、同じ舞台でお芝居をさせていただくことがうれしかったです。『何者』から4年ほどたって、お互いにいろいろな経験を積みながら、今回再会できたと思うので、おこがましいかもしれないけど、同志のように感じていました」と喜びを語った。

完成した作品については、「撮影の1カ月半、すごく濃厚で充実した時間を過ごせたので、映画を観たときにも私の中にまだ(演じた役の)絹がいて、ずっと続いていくんだろうなと不思議な感覚になりました。坂元さんが脚本をされているセリフや空気感は、今生きている人たちにものすごく刺さるような作品になったんじゃないかなと思いました」と、役柄にどっぷりとつかっていたことを明かした。

一番ドキドキしたシーンを聞かれると、菅田と同じ信号待ちでのキスシーンを挙げ、「(『信号はまだ変わらなかった』、『押しボタン式信号だった』、『サンキュー、押しボタン式信号』というモノローグについて)押しボタン式信号って、こういう風に使うことがあるんだ!と思いました(笑)」と笑顔を見せた。

最後は、「男女問わず、世代問わず皆様の中にもしまってあるような思い出だったり物語があるのかなと思います。この作品を見終わった後に、まぶしい記憶に想いを馳せて、少し口角を上げて帰っていただけたら嬉しいです。恋愛の醍醐味ってこうだよな、ということが沢山詰まっているので、温かく麦と絹を見守って観てください」と、映画についてメッセージを送った。

「花束みたいな恋をした」は、偶然の出会いから恋に落ちた、菅田将暉演じる大学生の山音麦(やまねむぎ)と有村架純演じる八谷絹(はちやきぬ)の”最高の5年間”を描いた作品。「東京ラブストーリー」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「カルテット」などのテレビドラマを手掛けた脚本家の坂元裕二が、初の映画オリジナルのラブストーリーを書き下ろした。監督は、「罪の声」の土井裕泰が務めている。

花束みたいな恋をした
2021年1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか、全国公開
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会

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