与那国町長選に3氏が出馬の意向 8月に実施予定

 【与那国】任期満了に伴い8月に実施する予定の与那国町長選を巡り、町議会議長の前西原武三氏(66)と元議長の糸数健一氏(67)が12日までに出馬する意向を固めた。元町議の池間龍一氏(70)も出馬の方針を示している。

 前西原氏は引退する外間守吉町長の後継の立場で出馬する。前西原氏は取材に「人口増加の施策を打ち上げ、住み良いまちづくりに取り組みたい」と述べた。

 糸数氏は前回も出馬しており、現町政路線を刷新する立場で出馬する。糸数氏は取材に「外間町政の4期で荒廃した与那国を再生、創生したい」と述べた。

 池間氏は“第三の勢力”として、両氏以外の受け皿となる考え。池間氏は取材に「就農者増のために地産地消のシステムを作りたい」と述べた。

 町議の田里千代基氏(63)も出馬を模索している。

 前西原氏は1954年2月生まれ、町久部良出身。八重山農林高卒。町職員を経て90年に町議に初当選し、現在8期目。

 糸数氏は1953年8月生まれ、町祖納出身。東京理科大中退。2006年に町議初当選。17年の町長選に出馬した。

 池間氏は1950年10月生まれ、町祖納出身。日本大中退。86年から町議を3期務めた後、町役場で総務財政課長などを務めた。

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