KTX、人工関節事業の拠点に 平戸市役所表敬、年内開設

黒田市長を表敬したKTXの野田会長(右から2人目)ら=平戸市役所

 長崎県平戸市工業団地に進出が決まった金型製造のKTX(愛知県)の野田泰義会長、野田太一社長らがこのほど、黒田成彦市長を表敬訪問した。
 同社は年内に、同工業団地の全区画約2万平方メートルに人工関節研究、製造拠点となる「長崎ラボラトリーズ」(仮称)を開設。同市によると、3月に着工し、年内に操業を開始する計画という。
 野田会長らに対し、黒田市長は「進出して良かったと思ってもらえる対応をしていきたい」と支援を約束した。2月に県、市と同社で立地協定を締結する予定。野田社長は、取材に「新たに手掛ける人工関節事業の拠点にする」と意欲を語った。
 一方、平戸市議会は12日、臨時会を開き、同市が同社進出に向けて提案した工業団地の土地の処分議案を可決、閉会した。


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