小倉智昭が「とくダネ」終了を生報告「老害、ボケたの声がきつかった」

小倉

司会者の小倉智昭(73)が13日、キャスターを務める朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(フジテレビ系)で、番組の終了を生報告した。3月26日の放送で、22年間の歴史に終止符を打つ。

終了はすでに発表されているが、小倉は番組初期の映像を見ながら「皆、ダブダブの服を着ていて、私なんて大病しているんじゃないかというほど細い」と苦笑した。

そして「次の世代の人にキャスターのポジションを譲ろうと思う。病気をした時にネット情報を見るようになって、『老害』『ボケてるんじゃないか』という言葉がキツかった。お年寄りの政治家なんて見ると、私もそろそろいいのかなと感じる。ただ、残りはまだありますから騒ぎます」とコメント。

自分の胸中を打ち明けつつ、チクリと政治風刺を織り交ぜるところが心憎い。さすが50年のキャリアがあり、業界のトップを突っ走ってきた小倉だ。同番組の前にも10年間、情報番組のキャスターを務めており、30年以上もワイド番組の顔として君臨してきた。

2016年5月には膀胱(ぼうこう)がんで手術し、18年11月には膀胱を全摘出。大病を乗り越えた。根っからのスポーツ好きだけに、東京五輪を節目を考えていたようだが、コロナ禍で延期になり、花道とはいかなかった。

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