吉野家HD コスト削減効果で第3四半期は営業黒字に転換

 牛丼チェーン大手の(株)吉野家ホールディングス(TSR企業コード:290624100、東京都中央区、東証1部)は1月13日、2020年3-11月(連結)の決算を発表した。累計期間の赤字は続くが、コスト削減などで第3四半期(9-11月)は営業黒字に転換した。
 吉野家HDは、新型コロナの影響で店舗休業や時短営業など売上高の落ち込みが響いている。しかし、新商品の導入やキャンペーンなどを積極的に展開。コスト削減を進め、第3四半期(9-11月)では営業利益が黒字に転じた。
 2020年3-11月(連結)の売上高1268億8200万円(前年同期比20.6%減)、営業利益53億3600万円の赤字(前年同期28億9000万円の黒字)、当期純利益54億9900万円の赤字(同17億7400万円の黒字)。2021年2月期の業績予想(連結)は据え置いた。

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