性暴力被害で理事長提訴の法人、指定管理継続も 滋賀県、障害者施設の運営で 

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滋賀県庁

 滋賀県立の障害者支援施設「むれやま荘」(草津市)と障害児入所施設「信楽学園」(甲賀市)の指定管理者選定について、県が現管理者の社会福祉法人「グロー」(近江八幡市)の指定更新の手続きを再開することが13日、分かった。

 県は昨年12月に指定更新を決める予定だったが、同法人の理事長から性暴力などを受けたとして元職員の女性らが東京地裁に提訴したことを受け、見送っていた。その後、法人から事実関係の調査やハラスメント対策を点検する方針が伝えられたため、第三者でつくる選定委員会で改めて指定更新の可否を審査することにした。審査を通過すれば県議会2月定例会議に関連議案を提案する。

 同法人によると、提訴された理事長は昨年末に理事に退き、牛谷正人副理事長が新理事長に就任した。同法人は「係争を抱えながら職務執行は不可能だと本人が退任を判断した。引責辞任ではない」としている。