昨年1月に湘南ベルマーレからスイスのFCシオンに期限付き移籍した若月大和。18歳になると同時に欧州へ渡った若武者は、今月で2年契約の半分を消化した。
これまでの成績は9試合ノーゴールと結果には繋がっておらず苦しい時間を経験しているが、今季の前半戦では8試合で起用されて徐々にチャンスを手にしている。
彼はクラブ公式サイトのインタビューで以下のように話し、2年目となる欧州でのプレーに意欲を見せている。
若月大和
(クリスマス休暇では初めて日本に帰れたね。気分は良くなりました?)
「そうだね、必然的にね。家族や友達とまた会えた。フィジカル的にもメンタル的にも休息がとれた。昨年は複雑だったからね」
(感染爆発で昨年はずっとスイスにいた。愛する人々から離れた1年は難しかった?)
「ここに来てから本当に特別だった。1年もの間家族から離れた。ただ幸いなことにサッカーをすることができた。
シオンのチームメイトやスタッフのおかげで、この複雑な時間を困難なく乗り越えることができたよ。みんなのサポートに感謝したい」
(いつもどうやって過ごしているの?)
「自由時間は日本の映画やアニメを見ているよ。あとは英語も学んでいる。この時間を使って新しいことにチャレンジしているよ」
(フランス語はどうだい?)
「離すのはとても難しいけど、何を言っているかは理解できるようになったよ。最初は簡単じゃなかった。まだまだ勉強が必要だね」
(冬休み前に8試合でプレーした。自分のパフォーマンスについては?)
「ピッチ上でのパフォーマンスを向上させるためには、まだまだ多くのことをやらなければならないよ。特にフィジカル面でね。
ドリブルやパス、チャンスメイクには自信があるから、課題はそこにある。改善のためにあらゆることをやらなければならないね」
(あとは、まだゴールがありませんね)
「そうなんだ。最大の課題はゴールを決められていないことだね。勝ち点を獲得するためには、懸命に努力し続ける必要がある」
(日曜日にはリーグが再開されて、ルガーノと戦うね。準備はどう?)
「個人的にもチームとしても準備はできているよ。新しい年をスタートさせられる」
(来週の月曜日には19歳の誕生日ですね。何をお祈りしますか?)
「1月18日は誕生日だ。昨年よりも多くの成果をあげたいと思う。選手としても人間としても劇的に成長したい。そしてこのチームで活躍したいよ」
スイス・スーパーリーグに期限付き移籍してから1年、まだ9試合のプレーに留まっている若月大和。契約は今年末までとなっており、それまでになんとかブレイクを果たしたいところだ。