地下アイドル・仮面女子が８日、秋葉原の常設劇場・仮面女子カフェ２部公演で「組閣」（昇格発表）を行い、仮面女子候補生の山下ゆあ（２０＝ぱー研！）と猪狩ともか（２５＝ＯＺ）の昇格が決まった。山下はアーマーガールズ、猪狩はスチームガールズに加入する。ユニット加入、仮面女子としてのデビュー日は未定だが、約１年半ぶりに新メンバーを迎える。
ライブを終えた仮面女子候補生がステージに並ぶ中、リーダー・桜のどか（２６）が登場。競馬のＧＩファンファーレのあと、名前を呼ばれた山下と猪狩は、その場にうずくまった。“芸能界の落ちこぼれ集団”を自認する仮面女子だが、２人はともに見習い生出身。オーディション不合格となり、所属希望者としての活動が認められて入所を果たした“苦労人”だ。
２０１５年９月にぱー研！に加入した山下は今回が２回目の組閣。「仮面女子になるのが夢だったけど、簡単にはなれなくて、一度はあきらめようとした。でもファンの方やスタッフさんから『あきらめないで』と言われてここまで頑張ることができた。でも、ここからが本当のスタート。」と語った。続けて「うれし涙を流せてよかった。仮面女子のプラスになれるように頑張ります」と意気込みを語った。
猪狩は専門学校を卒業してから、憧れだった芸能界の道に進んだ。２０１４年７月、ＯＺに加入してから４回目の組閣で昇格を果たした。「何回もくじけそうになったが、自分を信じて、ファンの皆さんを信じて頑張ってきてよかった」とファンに感謝。発表後は「（昇格する）自信はありましたけど、もし呼ばれなかったらという思いもよぎった。野球に例えると９回裏フルカウントからの逆転ホームラン」と安堵の表情を見せた。それから「今回の奇跡を自分の力にしてたくさん輝いていきたい。みんなの希望の光になりたい」と語った。
発表を終えたリーダーは候補生に「今回の悔しさ、うれしさをを忘れないでほしい。それが自身の成長につながるし、仮面女子にプラスに」と声をかけた。次回の昇格発表は夏前に行う予定。
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